無題

十二月某日

 

韓国にいる間に失効してしまった免許を更新(再発行)しに新潟へ。

 

受付のおっさんが、私と同じくらいの女性に対して、ゴリゴリのため口&子供を相手にするような口調で話すのを見て、げんなりしてしまった。お察しの通り、青年男性である私にはきっちりとした敬語であった。世の女性たちはこういうところからもストレスを与えられているのだと思うと本当に反省する。

 

 

 

十二月某日

 

コロナ禍とはいっても世の中は年末、帰省シーズンである。

 

なんだかんだで地元の友達も帰ってきていたが、なんだか億劫になってしまい、結局家でウサギを撫でることに。

 

最近はウサギが、なでようとしても引っかいたりしてこないので非常にうれしい。ただケージから出しても膝に乗ってきたりするわけでもなければ、なついているそぶりを積極的に見せてきたりもしない。私はウサギのことが大好きで非常にかわいいが、ウサギが私のことをどう思っているかは知る由もない。相手のことがわからないのは人間でもウサギでも同じことである。

 

 

 

十二月某日

 

某日というか大晦日。新潟のバイト先のおばさんから電話がかかってくる。

 

私が韓国に行っている間に、バイト先はつぶれ、従業員は全員解雇となり、当然そのおばさんも解雇になった。

 

急に親会社が変わって営業が再開した後も、なんだかんだで大変だ、みたいな話は韓国でも聞いていたので心配していたが、「今日はあまり飲んでいない。発泡酒の350缶三本だけだ、ガハハ」みたいなことを張りのある声で言っていて、非常に調子がよかった。終わり良ければすべてよしである。

 

 

 

一月某日

 

地元に昨年末から10日くらいずっと雪が降り続き、マジのガチで大雪に見舞われる。

 

近年の感じからすると、年明けぐらいに降る雪は大体3,4日降ると溶けて、また降って、みたいなはずであった。しかし今年は本当に降り続き、庭に積もった雪を積み上げておくところがないほどである。

 

もはや毎年毎年過去最高が更新され続け、いわゆる「日本海側の気候」みたいな概念が揺らぎつつある中、「気候変動」「気候危機」の事実から目を背けることはできない。今起きている大雪だって、すべて気候変動の一部なのだ。自分の住んでいる地域は水没の危険こそないが、大雪で家が倒壊するなんてことは十分に起こりうる話である。うちの庭には、PC素材の屋根の車庫があり、耐久性にはかなり不安がある。真面目に撤去を考えたほうがよさそうだ。

 

というわけで今日は母が車で買い物に出るところを私が代わりに歩いて買いに行った。地球にいいこと。一日一善である。